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ケアマネのつぶやき

利用者にどう説明する?

6月から始まる通所サービス等の加算

国は、コロナウイルスの対応で大変でしたから、という名目で通所介護(デイサービス)、通処リハビリ(デイケア)、短期入所(ショートステイ)の3つの介護サービスに新たな加算を認めるという事務連絡を出した。加算がつけられるということは、利用者の負担も増えるということである。
通所サービスに関しては、利用回数4回までの範囲で、通常の利用時間より長い時間帯の単位で算定することを可能であるとした。短期入所に関しては一定の範囲で1日360単位の加算をつけてもいいですということなのである。
 同時にこの加算の算定は「介護支援専門員と連携の上、利用者からの事前の同意が得られた場合」算定可能ということになっている。
ここでは簡単に今回の加算の説明をしたが、実際に何回算定できるかということになると難解な計算を説明しなければならない。当然利用者の負担が増えるわけであるから、利用者に説明しなければならないのであるが、多分これは説明不能であるといってもいい複雑な加算なのだ。
 厚労省は、よくもこんな複雑で、利用者にとって理解困難であろうし、現場の仕事を増やすような加算を考え出したものだと思う。コロナウイルスの感染予防で大変でしょうからというなら、いっそコロナ加算として一律100単位の加算を算定することができるようにした方がはるかにわかりやすいし、利用者も納得できるのではないか。
何とも厚労省のお役人の考えることはよくわからない。

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