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つぶやき

つぶやき

利用者さんのつぶやき

松田洋子さんのつぶやきを2回に分けて掲載させていただきます。

つぶやきその1

市民社会で許されない「人権侵害」は家庭でも許されない。

市民社会 会社で「お前は最低だ」「お前は無能だ」「お前は使いものにならない」などと言えば パワーハラスメント、モラルハラスメントになり処罰の対象になる。ところが家庭で「お前は最低の妻だ」「最低の母親だ」「最低の嫁だ」と妻に言い続けてもこのモラハラ夫は罰せられない。裁判しようとしても弁護士に「モラハラを証明するのは難しい」と言われてしまう。解決策はこの夫から逃げるしかない。被害者が逃げなくてはならないのは理不尽なことだ。でもこの頃は「DVの被害者が逃げるのはおかしい加害者が家をでるべきだ」と日本でも言われるようになってきた。イギリスでは、もうそうなっているらしい。

家庭は必ずしも「愛あふれる場所」ではない。「パワーを持つ者と持たない者」が存在している。外から見えない家庭内で妻、娘、息子、高齢者、障がい者への「人権侵害」が起きている。それがDV、家庭内の性暴力、児童虐待、教育虐待、高齢者虐待などとして表面化している。

私は学校でも「家庭内における人権侵害」について教えるべきだと思う。人権を守る性教育では

「NO.GO.TELL」いやなことは「イヤと言っていいんだよ」「逃げていいんだよ」「信頼できる人に相談していいんだよ」と教えている。家庭内の「人権侵害」についても「NO.GO.TELL」は生きていることを伝えたいと思う。私達はその訴えを受け止められる大人になりたいと思う。

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