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ケアマネのつぶやき

暑さに耐える高齢者

梅雨の中休みというそうであるが、強烈な暑さに見舞われている。当地でも39.6度という記録的な暑さに気持ちを萎えさせている。この暑さで熱中症となり病院に搬送された高齢者もいるが、幸い入院となることもなく帰宅されている。

 ケアマネジャーもそんな日はなるべく外出を控えて、涼しい場所でたまった事務仕事をと考えたりする。そんな中で、扇風機もつけず、もちろんクーラーなどはあったとしても使用していない高齢者がいる。このままでは熱中症になると心配するケアマネジャーやヘルパーの意見などものともせず吹き出す汗をぬぐいながら頑張っている。そこで働くヘルパーさんもまた大変である。

 大丈夫なのかと心配する家族やケアマネジャーの心配と忠告聞き入れようとしない高齢者の思いの中にはなにがあるのだろうかと考えてしまう。加齢に伴う感覚機能の低下はあるとは言われているが、この暑さであるから全く暑さを感じないということではないであろう。でも昔から、夏はそうして過ごしてきたという確信であろうか。それとも、いまさら高価なクーラーなど、老い先短い己の身にはもったいないと考えているのであろうか。「こんなに暑いとヘルパーさんも来てくれないかも」と半分脅かしのように説得する。しかし、ことはそんなにうまくいかないのである。

 悩ましいこの暑さである。

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