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ケアマネのつぶやき

8月はナラティブに

8月6日は広島に、9日は長崎に原爆が投下された。15日はアジアの諸国民2000万人以上、日本人310万人の犠牲を生み出したあの戦争が終わった日である。8月は鎮魂と戦争の悲惨さを新たに記憶に焼き付ける月といってもいいと思う。

しかしあの戦争を知る人も少なくなっている。被爆の現実を語ることできる人も限られて来ている。そして戦争を知らない政治家によって意図的に歴史が忘れさられようとしている。

ケアマネジャーはこの8月をナラティブな実践の時期にすべきだと考える。

高齢者は戦中、戦後の厳しい時期を生き抜いてきた人たちである。そうした体験を通して今を生きているのである。そんな高齢者の暮らしを支えるケアマネジャーは、彼らの歴史の中に秘められ埋まれてきた歴史を聞くことがその支援を有効にするためにとても大切であるということは多くの識者が指摘するところである。

利用者に過去の様々な経験を物語ってもらうことは、今のその人を理解するうえで欠かせないことであると同時に、思い・考えを語ってもらうことにより、手助けをする側の人と「物語を共有する(同じ現実を見る)」することにより高齢者の支援の伴走者としてのスタートに立つことができるのではないかと考えている。

8月 ケアマネジャーはナラティブでありたいと思う。

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